Amazon Q Apps で大喜利アプリを作ってみた
こんにちは、森田です。
先日の AWS Summit New York で Amazon Q Apps の一般公開が発表されました。
Amazon Q Apps については、以下の執筆時に概要は確認していましたが、実際に使ったことはありませんでした。
なので、本記事では、Amazon Q Apps を使ってアプリを作成してみたいと思います。Amazon Q Apps とは
Amazon Q Apps については、PartyRock と似た機能を提供しており、ユーザが入力した情報に基づいてアプリケーションの作成を行います。
また、Amazon Q Apps では、 Amazon Q Business で利用することを前提に作られているため、同じ組織で共有できるような機能などもあります。
なお、この Amazon Q Apps は、Amazon Business Pro サブスクリプションが必要となります。
やってみた
実際に Amazon Q Apps を使ってアプリケーションを作成してみたいと思います。
今回は、与えられたテキストを使って大喜利してくれるアプリケーションを作ってみます。
Amazon Q Business Application の作成
AWSコンソールから Amazon Q Business Application の作成を行います。
基本的にはデフォルト値の作成で問題ありませんが、利用するユーザに対しては Amazon Business Pro を選択する必要があるので注意してください。
Amazon Q Apps の作成
Amazon Q Business Application 作成完了後、 デプロイされたWEBページを開きます。
デプロイされたWEBページのURLは以下のタブから確認できます。
ログイン後、左のメニューにある「Apps」を選択します。
(表示されていない場合は、ログインしたユーザのサブスクリプションがProではない可能性があります。)
作成したいアプリケーションの情報を入力し、「Generate」をクリックします。
しばらくすると、以下のような画面が開き、「大喜利アプリ」が作成されました。
ヴァンパイアが絶対に言わないこと
https://chinsukoustudy.com/og-top/og-summary/
あとは、上記のような大喜利のテーマを入力すると...
いい感じ?で大喜利してくれます。
PartyRock との違い
Amazon Q Apps のユニークな機能を少し触ってみます。
共有機能
画面右上の「Publish」から他のユーザへの共有が可能となります。
また、組織内で共有されている一覧は、AWSコンソールから確認可能です。
データソースの選択
アプリケーション内で利用したいデータソースの選択が可能です。
これにより柔軟に欲しい出力のみを得ることができます。
さいごに
Amazon Q Apps を使ってみましたが、組織内でチャットアプリとして利用するシーンにおいては非常に便利だと思います。
特にアプリの共有機能によって、ナレッジの共有・活用に繋がり、生産性の向上が期待できそうだと感じました!